最終更新日 2025-05-31

小桜韋威鎧

小桜韋威鎧

日本の戦国時代における小桜韋威鎧の研究

1. 緒言

本報告書の目的と対象

本報告書は、日本の甲冑史において特筆すべき存在である「小桜韋威鎧(こざくらかわおどしよろい)」、特に戦国時代という変革期におけるその様相に焦点を当てる。小桜韋威鎧の定義、歴史的背景、構造的特徴、製作技法、そして現存する代表的な作例を詳細に検討し、戦国時代という特異な時代背景の中で、この鎧が有した機能的、及び象徴的意義を包括的に明らかにすることを目的とする。甲冑研究において、小桜韋威鎧はその美術的価値と歴史的価値の高さから常に注目されてきたが、その多くが平安時代から鎌倉時代にかけて製作された大鎧(おおよろい)の形式をとる。戦国時代は、戦闘様式が大きく変化し、当世具足(とうせいぐそく)と呼ばれる新しい形式の鎧が主流となった時代である。このような時代背景において、古式の小桜韋威鎧がどのような役割を担い、どのように受容されていたのかを考察することは、戦国時代の武士の精神性や文化を理解する上で極めて重要である。

調査の範囲と方法

本報告書の作成にあたっては、現存する小桜韋威鎧の実物資料の調査記録、関連する古記録、軍記物語、及び近現代の専門研究書といった文献史料を広範に渉猟した。また、博物館図録や文化財データベースに掲載された情報も参照し、考古学的知見や関連分野の研究成果を総合的に分析の対象とした。特に、国宝に指定されている厳島神社所蔵品及び菅田天神社所蔵品については、その詳細な構造や伝来について深く掘り下げる。

小桜韋威鎧研究の現状と課題

小桜韋威鎧に関する研究は、主に美術史及び甲冑史の分野で進められてきた。その美しい装飾性や、現存数の少ない平安・鎌倉期の大鎧の貴重な作例としての価値は広く認識されている。しかしながら、その研究の多くは、個々の作例の美術工芸品としての分析や、初期の甲冑様式としての位置づけに重点が置かれてきた。戦国時代という時代区分に特化し、その時代における小桜韋威鎧の具体的な使用実態や、同時代に隆盛した当世具足との様式的関連性、あるいは武士の精神文化における象徴的意味合いについては、未だ十分に解明されているとは言い難い。特に、戦国時代に大鎧形式の小桜韋威鎧が実戦でどの程度用いられたのか、あるいは主に儀礼的・象徴的な意味合いで所有されたのかという点は、本報告書が貢献を目指す重要な論点である。

2. 小桜韋威鎧の定義と名称の由来

「小桜韋威鎧」の呼称

「小桜韋威鎧」は、「こざくらかわおどしよろい」と読むのが一般的である 1 。この名称は、鎧の構成要素とその特徴を的確に示している。「小桜」とは文様を、「韋」とは素材を、「威」とは製作技法をそれぞれ指し示す。つまり、小さな桜の文様が施された韋(なめし革)を用いて、小札(こざね)を威した(綴じ合わせた)鎧という意味になる 3 。この名称自体が、日本の甲冑が単なる防具ではなく、高度な工芸技術と美的感覚が融合した文化財であったことを物語っている。名称の構成要素を分解すると、「小桜」という文様、「韋」という素材、そして「威」という技法が、その鎧のアイデンティティを具体的に示しており、製作者や所有者の美意識やこだわりが反映されていると考えられる。この事実は、日本の甲冑文化の精緻さを示す一端と言えよう。

「小桜文様」の意匠と象徴性

小桜文様は、文字通り小さな桜の花を意匠化したもので、多くは藍染によって韋上に表現される 3 。桜は古来より日本人に愛され、特に武士にとっては「花は桜木、人は武士」という言葉に象徴されるように、その潔い散り様がもののふの精神や死生観と重ね合わされ、特別な意味を持つ花であった 6 。また、桜文様は一般的に五穀豊穣や繁栄の象徴ともされ、吉祥文様の一つとして認識されている 8 。戦国武将が甲冑にこの文様を用いた背景には、武勇や美意識の表明のみならず、一族の繁栄や武運長久を願う想い、さらには自らの家門の誇りを示す意図があった可能性が考えられる。菖蒲など他の尚武的な文様と組み合わせて用いられる例もあり 9 、験担ぎや尚武の精神を鼓舞する意味合いも含まれていたと推察される。武士もまた戦場での武運や一族の安泰を願う存在であり、これらの多層的な意味合いが複合的に小桜文様に託され、甲冑の装飾として採用されたのであろう。

「韋(かわ)」の素材と加工

小桜韋威鎧に用いられる「韋」は、主に鹿のなめし革である 3 。鹿革は、強靭でありながら柔軟性に富み、染色や加工に適しているため、古くから甲冑の素材として重用されてきた。その加工法は、まず原皮の毛を除去し、水洗いと乾燥を経た後、伝統的には動物の脳漿(のうしょう)などを用いて丹念に揉み解し、柔らかく仕上げる(揉韋)という手間のかかる工程を要する 10 。このようにして作られた韋に、小桜文様を染め出すのである。

「威(おどし)」の技法

「威」とは、鉄や革で作られた多数の小札を、革紐や組紐などの「威毛(おどしげ)」で綴じ合わせ、鎧の各部を形成する日本甲冑独自の技法である 10 。小桜韋威鎧においては、この威毛に小桜文様を染め出した韋が用いられることが最大の特徴である。威の技法には様々な種類があるが、小桜韋威鎧の多くは、小札一枚ごとに威毛を隙間なく通す「毛引威(けびきおどし)」という、最も手間がかかり美しいとされる技法で製作されている 3

3. 小桜韋威鎧の歴史的変遷

源流と初期の形態(主に平安時代後期~鎌倉時代)

現存する小桜韋威鎧の多くは、平安時代後期から鎌倉時代にかけて製作された「大鎧」の様式を色濃く残している 3 。大鎧は、当時の主要な戦闘力であった騎馬武者のために発達した形式の鎧であり、馬上からの弓射戦を主たる戦闘方法とした時代の要求に応えるものであった 14 。その構造は、防御力と威容を兼ね備え、武士のステータスシンボルとしての役割も担っていた。広島県・厳島神社に伝わる「小桜韋威大鎧(小桜韋黄返威鎧)」は、武蔵御嶽神社の「赤糸威大鎧」、大山祇神社の「紺糸威大鎧」と共に「日本三大大鎧」と称され、日本甲冑史における初期の名品として高く評価されている 1 。これらの鎧は、平安時代末期から鎌倉時代初期の製作とされ、当時の甲冑製作技術の高さを今に伝えている。

戦国時代における位置づけと展開

戦国時代に入ると、戦闘の様相は大きく変化する。足軽による集団戦術が発達し、槍や鉄砲といった新しい武器が導入されると、従来の騎馬武者による一騎討ちや弓射戦中心の戦いから、より機動的で白兵戦を重視した戦いへと移行していった 16 。この変化に対応して、甲冑もまた進化を遂げ、軽量で動きやすく、かつ全身の防御を考慮した「当世具足」が主流となった 16

このような状況下で、平安・鎌倉期に製作された大鎧形式の小桜韋威鎧が、戦国時代の戦場で実用的な装備として積極的に用いられたとは考えにくい。その重量や構造は、新しい戦闘様式には必ずしも適合しなかったからである。しかし、これらの古式の鎧が全く顧みられなくなったわけではない。むしろ、その古さや由緒ゆえに、家格や権威を象徴する宝物としての価値を高め、特別な儀礼の際や、大将の威厳を示すために着用された可能性が指摘されている 18 。戦闘様式の変化という外的要因と、武家の尚古・権威主義的傾向という内的要因が複合的に作用した結果、実用的な戦闘装備としての価値よりも、家の歴史や権威、武家の伝統を体現する象徴としての価値が前面に出るようになったのである。

その典型的な例が、甲斐武田氏に伝来したとされる国宝「小桜韋威鎧」(通称「楯無の鎧」)である 3 。この鎧は、武田家惣領の証として神聖視され、戦勝祈願や重要な軍議の際に持ち出されたと伝えられる 21 。これは、鎧が単なる防具としてではなく、一族の精神的な支柱、あるいは神威を宿す霊的な存在として扱われていたことを示唆している。戦国大名が自らの権威を古来の伝統に結びつけようとする意識の現れとも解釈できる。

一方で、戦国時代に新たに製作された当世具足に、「小桜韋威」という伝統的な技法がどの程度応用されたかについては、現存資料からの確認は難しい。当世具足の装飾は、威毛の色や種類よりも、兜の奇抜な立物(たてもの)や胴の形状、漆塗りの色彩などで個性を競う傾向が強かった 23 。小桜「文様」自体は、その吉祥性や武士の好む意匠として、漆絵や金具の意匠など、韋威以外の形で当世具足に取り入れられた可能性は否定できないが、「小桜韋威」という特定の技法が広範に用いられたとは考えにくい。これは、戦国時代における甲冑生産の合理化や、新しい美意識の台頭とも関連するであろう。現存する著名な小桜韋威鎧はほぼ全て大鎧であり、当世具足は異なる構造と製作思想を持つ。威毛による装飾が当世具足以前の甲冑の特徴であることを示唆する資料もあり 20 、当世具足の装飾の多様性(威毛の色や威し方「以外」)を強調する記述も見られる 23 。これらの情報から、小桜の文様をわざわざ「韋」で「威す」という手間のかかる伝統技法を、新しい様式の当世具足にそのまま適用するケースは少なかったと推測される。もし小桜文様を用いるなら、より当世具足に適した別の技法が選ばれた可能性が高い。

4. 小桜韋威鎧の構造と製作技法

主要構成要素(大鎧形式を基本とする)

小桜韋威鎧の多くが大鎧の形式をとるため、ここでは大鎧の主要構成要素を中心に解説する。

  • 小札(こざね) : 鎧の基本的な構成単位であり、鉄または革(稀に練革)で作られた短冊状の小さな板である。これらを漆で塗り固め、革紐などで綴じ合わせて鎧の面を形成する 11 。厳島神社所蔵の小桜韋威大鎧は、現存する甲冑の中でも特に大きなサイズの小札が用いられていることが特徴である 13
  • 兜(かぶと) : 頭部を保護する武具。小桜韋威鎧に付属する兜は、多くの場合、平安・鎌倉期の古風な形式である星兜(ほしかぶと)や筋兜(すじかぶと)である 3 。例えば、菅田天神社所蔵の「楯無の鎧」の兜は、鉄黒漆塗りの十枚張八間厳星鉢(じゅうまいはりはちけんほしばち)である 2
  • 大袖(おおそで) : 肩から上腕部を防御する長方形の大きな袖状の防具。騎射戦が主であった時代には、盾としての機能も重視された 15
  • 草摺(くさずり) : 胴の裾から垂下し、腰部や大腿部を防御する部分。大鎧では通常、前、後、左、そして右脇の脇楯(わいだて)と合わせて四間(よんけん)で構成される 2
  • その他 : 大鎧に特有の部品として、胴の前面左側に弓の弦が引っかからないように張られた「弦走韋(つるばしりのかわ)」、左胸を護る「鳩尾板(きゅうびのいた)」、右胸を護る「栴檀板(せんだんのいた)」、胴の右脇の隙間を塞ぐ「脇楯(わいだて)」などがある 15 。現存する小桜韋威鎧では、これらの部品が一部欠失している場合もある。例えば、菅田天神社の「楯無の鎧」は栴檀板と鳩尾板が 2 、厳島神社の小桜韋威大鎧は鳩尾板や脇楯などが欠失している 20

素材

小桜韋威鎧の製作には、多種多様な素材が用いられる。

  • : 小札や兜鉢など、鎧の主要な防御部分に用いられる。
  • : 主に鹿のなめし革が使用され、小札の素材となるほか、威毛、弦走韋、各種部品の縁取りや内張りなど広範囲に用いられる 3
  • : 鉄や革の防錆、耐久性の向上、そして美観を高めるために、表面に厚く塗布される 2
  • 染料 : 威毛となる韋や、威に用いる組紐を染色するために使用される。小桜韋では、文様を染め出すために主に藍が用いられる 3
  • 金工品 : 兜の吹返(ふきかえし)や眉庇(まびさし)の覆輪(ふくりん)、据文金物(すえもんかなもの)などには、金、銀、赤銅(しゃくどう)などの金属が用いられ、鍍金(ときん)や精緻な彫金が施されることがある 2

威の技法

小桜韋威鎧の名称にも含まれる「威」は、小札を連結する技法であり、甲冑の柔軟性と防御力を両立させる重要な要素である。

  • 毛引威(けびきおどし) : 小札1枚1枚の札頭(さねがしら)の孔に威毛(おどしげ)を縦に一筋ずつ、隙間なく並ぶように威す技法である 11 。非常に手間がかかるが、威毛が鎧の表面を美しく覆い、重厚かつ華麗な外観を生み出す。国宝の菅田天神社所蔵「小桜韋威鎧」もこの毛引威で製作されている 2 。これは日本式甲冑における威の基本かつ最上とされる手法である 12
  • その他の威技法 : 毛引威の他にも、威毛を間隔をあけて菱形に交差させる「素懸威(すがけおどし)」や、垂直に威し下げていく古い形式の「縦取威(たてどりおどし)」などがあるが、小桜韋威鎧のような格式の高い大鎧では毛引威が主に用いられる 10

小桜韋の製作技法

小桜韋威鎧の最大の特徴である小桜文様が施された韋は、特殊な染色技法によって製作される。

  • 藍染(あいぞめ) : 鹿革に小桜の文様を染め出すための主要な染色方法である 3 。藍は古くから日本で用いられてきた染料で、深みのある色合いと優れた堅牢度を持つ。
  • 型染め(かたぞめ) : 小桜のような細かい連続文様を正確かつ効率的に染め出すために、型紙を用いた型染の技法が用いられたと考えられる 25
  • 踏込型(ふみこみがた) : 特に注目されるのが「踏込型」と呼ばれる技法である。これは、なめした鹿革の上に小桜などの文様を彫った型紙を置き、足のかかとなどで踏みつけて圧力を加えながら染料を浸透させる、古式の染色技法である 25 。この技法は、厚みのある皮革に文様をしっかりと定着させるのに適しており、鎧の染韋製作に用いられた特有の技法であった可能性が高い。皮革は布地よりも厚く硬いため、染料を浸透させ、かつ文様を鮮明に定着させるために、このような圧力を利用する技法が編み出されたと考えられる。これは素材の特性に適応した技術革新の一例と言える。
  • 黄返し(きがえし) : 藍で小桜文様を染め出した韋の裏面(または表面全体)を、黄蘗(きはだ)などの黄色い染料で染める技法である 20 。厳島神社所蔵の鎧は「小桜韋黄返威大鎧」とも呼ばれ、この技法が用いられていることが名称からもわかる 20 。黄返しを施す目的としては、韋の耐久性を高める(黄蘗には防虫・防腐効果があるとされる)、色彩に変化と深みを与える、あるいは藍の色をより鮮やかに見せるなどの効果が考えられる。伝統技術にはしばしば実用的な意味合いも込められており、黄蘗の薬効による耐久性向上や、色彩対比による美観向上が複合的に意図された可能性があろう。

これらの多岐にわたる素材と高度な製作技法が集約されていることは、小桜韋威鎧が単なる武具ではなく、当時の工芸技術の粋を集めた美術工芸品であったことを示している。一領の鎧を完成させるためには、鍛金、漆芸、皮革加工、染色、組紐製作、金工など、各分野の専門的な技術を持つ職人たちの協業が不可欠であったと推察される。

5. 現存する小桜韋威鎧の代表作

日本には数多くの甲冑が伝存しているが、その中でも「小桜韋威鎧」は特に名高く、国宝や重要文化財に指定されている作例も少なくない。ここでは、その代表的な二領を中心に解説する。

厳島神社所蔵「小桜韋威大鎧」(または「小桜韋黄返威鎧」)

広島県廿日市市の厳島神社に奉納されている「小桜韋威大鎧」は、平安時代後期の武将、源為朝(みなもとのためとも)が所用したと伝えられる名品である 1。製作年代は平安時代後期とされ、日本に現存する大鎧の中でも特に古く、重要な作例の一つに数えられる 13。

この鎧の大きな特徴は、用いられている小札(こざね)の幅が著しく広く、それを威す威毛もまた太い点にあり、全体として雄大で豪壮な趣を呈している 13。名称に「黄返(きがえし)」とあるように、藍染の小桜文様の韋の裏を黄蘗(きはだ)などで黄色く染める「黄返し」の技法が施されている 20。兜は一枚張りの筋伏せ鉢で、これもまた古様な形式を示す。

現在は国宝に指定されており(指定名称「小桜韋黄返威鎧〈兜、大袖付/〉」)13、大山祇神社の「紺糸威鎧」、武蔵御嶽神社の「赤糸威鎧」と共に「日本三大大鎧」と並び称されることもある 13。ただし、現状では鳩尾板(きゅうびのいた)や脇楯(わいだて)などが欠失しているものの、総じて製作当初の形状をよく留めている貴重な遺品である 20。その寸法は鎧高72.7cm、兜鉢高11.5cm、大袖長46.5cmと記録されている 28。

菅田天神社所蔵 国宝「小桜韋威鎧〈兜、大袖付〉」(通称「楯無の鎧」)

山梨県甲州市の菅田天神社に伝わる国宝「小桜韋威鎧〈兜、大袖付〉」は、通称「楯無(たてなし)の鎧」として広く知られている 3。この名称は、楯を必要としないほど堅固であるとの意味合いから名付けられたとされる 20。甲斐源氏の祖とされる新羅三郎義光(源義光)が父頼義から伝えられ、以来、武田家の家督相続の証である「御旗(みはた)」と共に「御旗・楯無」と称され、武田氏惣領の象徴として代々受け継がれてきた、極めて由緒深い鎧である 3。

製作年代は平安時代後期とされ 2、小桜の文様を藍染で施した鹿の韋を用い、毛引威(けびきおどし)で威されている 2。兜は鉄黒漆塗りの十枚張八間厳星鉢(じゅうまいはりはちけんほしばち)であるが、本来付属していた鍬形(くわがた)は江戸時代に盗難に遭い失われている 3。

この鎧には数奇な伝承が残されている。武田信玄の代には菅田天神社に納められていたが、天正10年(1582年)の武田氏滅亡の際、織田方の手に渡ることを恐れた家臣によって向嶽寺(こうがくじ)の杉の木の下に埋められた。その後、甲斐に入国した徳川家康がこれを発掘させ、再び菅田天神社に奉納したと伝えられている 3。寛政10年(1798年)に補修を受けているが、総体として平安時代後期の古雅な趣をよく遺しており、極めて貴重な遺品と評価されている 2。寸法は胴高65.1cm、兜鉢高10.0cm、大袖長42.4cmである 2。

これらの鎧は、単に古い時代の甲冑というだけでなく、それぞれが持つ伝来や物語性がその価値を一層高めている。特に「楯無の鎧」は、武田家の興亡という戦国時代のドラマと不可分に結びついており、美術工芸品としての価値を超えた、歴史の証人としての重みを持つ。鎧の物理的な価値(素材、技巧)に加え、伝来や由緒といった無形の価値が評価において大きな役割を果たしているのである。また、これらの鎧が国宝に指定されていることは、日本の歴史や文化を理解する上で欠くことのできない、国民的財産と位置づけられていることを意味する。

その他の作例

上記の二領の他にも、小桜韋威の技法を用いた鎧の作例や模写品が博物館等に収蔵されている。例えば、京都国立博物館には「小桜韋威鎧 兜・大袖付」(E甲43)という名称の鎧が所蔵されている。文化遺産オンラインの情報によれば、黒漆塗平札、藍染黄返しの小桜韋威、毛引威しといった古様な特徴を持つ一方で、胴高が36.5cmと小ぶりである 5 。ただし、同資料の別の情報源では製作年代が「昭和以降」とされており 30 、これが原品ではなく模写や小型の作品を指している可能性があるため、詳細な検討が必要である。また、東京国立博物館には、菅田天神社所蔵の国宝「楯無の鎧」の模作が収蔵されていることが知られている 3 。これらの模作品も、原品の姿を伝える上で重要な資料となり得る。

表1:主要な小桜韋威鎧の比較

特徴

厳島神社蔵 小桜韋黄返威鎧

菅田天神社蔵 小桜韋威鎧(楯無の鎧)

通称・別名

楯無の鎧

所蔵

厳島神社(広島県)

菅田天神社(山梨県)

製作年代

平安時代後期

平安時代後期

文化財指定

国宝

国宝

伝来

源為朝 所用伝

武田氏伝来(源義光より伝わる)

主な材質

鉄、革(鹿革)、漆、藍、黄蘗、金工品

鉄、革(鹿革)、漆、藍、金工品

威の技法

毛引威

毛引威

小桜韋の特徴

小桜韋黄返し

小桜藍染韋

兜の特徴

一枚張筋伏せ厳星兜

十枚張八間厳星鉢(鍬形は亡失)

大袖

六段

六段

備考

日本三大大鎧の一つ。小札が広大。鳩尾板・脇楯等欠失。

武田家惣領の証。長篠合戦後埋蔵、家康が再発見の伝承。栴檀板・鳩尾板欠失。寛政十年補修。

寸法(胴高)

約72.7cm 28

約65.1cm 2

この表からもわかるように、国宝に指定されている二領の小桜韋威鎧は、製作年代や基本的な様式において共通点が多い一方で、その伝来や細部の特徴、保存状態には差異が見られる。これらの比較を通じて、それぞれの鎧が持つ歴史的背景や文化的価値をより深く理解することができる。特に、戦国時代におけるこれらの鎧の異なる意味合い、すなわち源為朝伝来の古鎧としての価値と、武田家の象徴としての「楯無」の価値を浮き彫りにする助けとなる。

6. 戦国時代における小桜韋威鎧の機能性と象徴性

戦国時代は、日本の歴史上、戦闘のあり方が大きく変貌を遂げた時代である。この時代において、平安・鎌倉期にその様式が確立された小桜韋威鎧(主に大鎧形式)がどのような役割を果たしたのか、機能性と象徴性の両面から考察する。

実戦での使用と大鎧形式の限界

戦国時代の合戦は、それ以前の騎馬武者を中心とした弓射戦から、足軽を含めた大規模な集団による槍や鉄砲を用いた白兵戦へとその様相を大きく変えた 16。このような戦闘形態の変化の中で、平安時代から鎌倉時代にかけて騎射戦に最適化された大鎧は、その重量や構造からくる機動性の低さが戦場での不利に繋がることが多くなった 14。大鎧は元来、上級武士が馬上での戦闘を前提に着用した重装備であり、防御力は高いものの、徒歩での敏捷な動きには不向きであった。

そのため、戦国時代の実戦においては、より軽量で動きやすく、かつ防御範囲も考慮された当世具足が主流となっていった 16。武田信玄所用と伝えられる「楯無の鎧」のような由緒ある大鎧も、戦国期においては日常的な実戦装備としてよりも、むしろ特別な儀式や出陣の際の戦勝祈願、あるいは大将の権威を示す象徴として用いられた可能性が高い 20。『甲陽軍鑑』などに見られる記述からも、楯無の鎧が武田家にとって単なる防具以上の、精神的な拠り所であったことがうかがえる。

当世具足との比較

戦国時代に主流となった当世具足は、大鎧とは異なる思想のもとに製作された甲冑である。大鎧が騎射戦に特化した重厚な防御を旨とするのに対し、当世具足は集団戦や多様な武器に対応するため、軽量化、機動性の向上、そしてより広範囲な身体防護を目指して改良が重ねられた。

表2:大鎧と当世具足の比較(戦国時代における視点)

特性

大鎧(小桜韋威鎧の典型)

当世具足

主な製作年代

平安時代後期~鎌倉時代

室町時代末期~江戸時代初期

主な着用者

上級騎馬武者

武士全般(階級により質・形状に差)

構造・材質

小札を革紐等で威す。鉄、革、漆が主。比較的柔軟。

鉄板を多用(一枚板、蝶番構造など)。より堅牢。

重量

重い(約20-30kg程度)

大鎧より軽量化される傾向(ただし多様)

機動性

騎射戦には適するが、徒歩戦では動きにくい。

徒歩戦に適し、動きやすさを重視。

防御思想

主に弓矢に対する防御。

槍、刀、鉄砲など多様な武器、集団戦に対応。隙間を減らす工夫。

戦国期の実用性

限定的。

高い。戦国時代の主力甲冑。

戦国期の象徴性

高い(特に由緒あるもの)。家格、伝統、権威の象徴。

実用性重視。個人の武勇や好みを反映した装飾も見られる。

小桜韋威の適用

代表的な様式の一つ。

「韋威」としての適用は稀か?小桜「文様」は他の技法で用いられた可能性あり。

この表が示すように、当世具足は鉄板を多用し、より堅牢な構造を持つものが多く、軽量化と機動性の向上が図られた 16 。また、装飾面においても、大鎧が威毛の色や文様で美しさを表現したのに対し、当世具足では兜の立物(たてもの)や胴の形状、漆塗りの色彩などで着用者の個性や所属を示すことが重視された 23 。小桜韋威鎧のような古式の鎧が持つ伝統的な美意識とは異なる、よりダイナミックで実戦的な美が追求されたのである。戦国時代の主力甲冑は当世具足であり、大鎧形式の小桜韋威鎧の戦国時代における「立ち位置」は、実用性よりも象徴性に重きが置かれていたことが明確になる。

武士の階級と装束

甲冑の様式は、着用する武士の階級とも密接に関連していた。大鎧は伝統的に上級武士、特に一軍を率いる大将クラスの武将が着用する格式の高い鎧であった 14 。戦国時代においても、小桜韋威鎧のような由緒ある大鎧を所有し、あるいは儀礼的な場面で着用することができたのは、大名やそれに準ずる高い家格を持つ武将に限られたと考えられる。これは、実用性以上に、その鎧が持つ歴史的背景や家柄の象徴としての意味合いが重視されたためであろう。一般の武士や足軽は、より量産向きで実用的な当世具足や、それ以前の胴丸(どうまる)・腹巻(はらまき)などを身に着けていた 16

小桜文様の意味と武士の精神性

戦国時代という死と隣り合わせの時代において、武士たちは甲冑に様々な願いや精神性を託した。小桜文様が持つ「もののふの精神」や「潔さ」といった象徴性は、戦国武士の死生観や美意識と深く共鳴したと考えられる 6。桜の花が一斉に咲き誇り、そして潔く散る姿は、武士が理想とする生き様や死に様と重ね合わされた。

また、桜は豊穣や繁栄の象徴でもあり 8、武運長久や一族の安泰を願う気持ちも込められていたであろう。菖蒲(しょうぶ)が「尚武(しょうぶ)」や「勝負(しょうぶ)」に通じるとして武具の文様に好んで用いられたように 9、小桜文様もまた、武士にとって吉祥の文様として特別な意味を持ち続けていたのである。たとえ「小桜韋威」という特定の技法が当世具足に主流とならなかったとしても、「小桜文様」そのものは、戦国武士の心性に訴えかける普遍的な魅力を持っていたため、何らかの形で甲冑装飾に取り入れられ続けた可能性は高い。

戦国時代の小桜韋威鎧、特に「楯無の鎧」に代表される名品は、戦場での直接的な防御機能という実用面以上に、大将の権威を視覚的に示し、一族の結束を固め、神仏の加護を願うといった、精神的・象徴的な役割を強く担っていたと言える。実戦の場ではより軽量で機能的な当世具足が用いられる中でも、こうした古式の鎧は、武家の伝統と誇りを体現する特別な存在として、戦国武士たちの精神世界に深く根差していたのである。これは、当世具足という新しい実用的な甲冑が発展する一方で、古式の鎧が象徴として尊ばれるという、伝統と革新が併存した戦国時代の武家文化の一側面を示している。武家社会は家柄や伝統を重んじる社会でもあり、古式の鎧を保持し儀式などで使用することは、自らの家系の正当性や権威を内外に示す行為であった。戦国武士は新しいものを積極的に取り入れつつも、古い伝統にも価値を見出しており、甲冑はその両側面を反映する媒体であったと言えよう。

7. 結語

小桜韋威鎧の歴史的・文化的意義の総括

小桜韋威鎧は、その優美な小桜文様と精緻な韋威の技法により、日本の甲冑の中でも特に高い美術的評価を受けてきた。平安時代後期から鎌倉時代にかけて製作された大鎧の代表的な様式の一つとして、当時の武士の美意識や工芸技術の高さを今に伝えている。鉄や革、漆、染料、金工といった多様な素材と、それらを加工し組み合わせる高度な職人技の結晶であり、単なる防具としてだけでなく、着用者の地位や権威を象徴する役割も担っていた。

戦国時代における特異性と普遍性

戦国時代という戦闘様式が大きく変革した時代において、小桜韋威鎧、特に大鎧形式のものは、実戦における主要な装備としての地位を当世具足に譲った。しかし、その価値が失われたわけではなく、むしろ武家の伝統や家格、あるいは特定の由緒を持つ「家の宝」としての象徴的な意味合いを強めたと言える。武田氏の「楯無の鎧」はその最たる例であり、戦国武将の精神的支柱として、また一族の結束の象徴として極めて重要な役割を果たした。

一方で、小桜文様そのものが持つ「もののふの精神」や「潔さ」といった武士の美意識に合致する象徴性は、時代を超えて普遍的なものであった。たとえ甲冑の形式や製作技法が変化しても、この文様に込められた精神性は、戦国武将たちの心に響き続け、何らかの形で武具の装飾に取り入れられた可能性は否定できない。

今後の展望

本報告書では、現存資料や文献に基づき、戦国時代における小桜韋威鎧の様相を考察したが、未だ解明されていない点も残されている。例えば、当世具足の様式に「小桜韋威」の技法が具体的にどのように応用されたのか、あるいはされなかったのか、その実例の有無については更なる調査が必要である。また、中央で製作された名品だけでなく、地方において製作・伝来した小桜韋威鎧の事例や、その地域的特色についても研究を進めることで、より多角的な理解が深まるであろう。これらの課題は、今後の甲冑研究の進展に期待されるところである。

8. 参考文献

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(上記以外にも、本報告書作成にあたり参照した個別のウェブページ等は、本文中の引用箇所にスニペットIDとして記載した。)

引用文献

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