最終更新日 2025-05-29

銀白檀塗兜

銀白檀塗兜

日本の戦国時代における銀白檀塗兜の研究

序章：戦国時代の兜とその意義

戦国時代の武将にとって、兜は単に頭部を保護する防具としての機能を超え、戦場における自己の威厳や地位、さらには個人の信条や独自の美意識を表明するための極めて重要な手段であった 1 。血肉飛び散る凄惨な戦場にあって、兜は運を引き寄せ、武将自身の存在を象徴するものであり、必勝の祈願や精神性を託す対象でもあったのである 1 。この時代の兜が物理的な防御機能に留まらず、着用する武将の士気を高め、敵に対しては威圧感を与えるという心理的な武器としての側面も有していたことは想像に難くない。奇抜な意匠や華美な装飾は、敵の耳目を集めやすいという危険性も孕んでいたであろうが、それを凌駕する自己顕示欲や威嚇の効果、あるいは神仏の加護への期待といった精神的な要素が優先されたと考えられる。

戦国時代中期以降、従来の画一的な形式から脱却し、動植物や器物、故事来歴などを主題とした、いわゆる「変わり兜」が隆盛を見る 3 。例えば、烏帽子形（えぼしなり）、兎形（うさぎなり）、そして本稿で詳述する合子形（ごうすなり）などがその代表例として挙げられる 4 。これらの兜は、戦場での個体識別という実用的な目的 3 に加え、着用する武将の個性や思想を色濃く反映するものであった 5 。特筆すべきは、これらの変わり兜が、しばしば重厚な外観とは裏腹に、張懸（はりかけ）と呼ばれる技法などを用いて軽量化が図られていた点であり、実用性と装飾性の両立が追求されていたことが窺える 3 。変わり兜の流行の背景には、戦国という流動的な社会構造と、個人の武功や才覚が重視される時代風潮が存在した。加えて、甲冑製作技術の向上も、より複雑で多様なデザインを可能にした要因として見逃せない。戦闘の激化と集団戦術の発展は、個々の武将が戦場で埋没することなく、その存在を誇示し、手柄を認知させるための識別性を高める必要性を生んだ。これが、より奇抜で個性的な兜への需要を喚起し、その多様な展開を促したと考えられるのである。

第一章：「銀白檀塗兜」とは

本報告書において「銀白檀塗兜（ぎんびゃくだんぬりかぶと）」とは、漆芸の加飾技法の一つである「白檀塗」を、特に銀箔を下地として用いて兜の表面に施したものを指す。この種の兜全般について考察しつつ、とりわけ戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将、黒田官兵衛孝高（くろだかんべえよしたか、後の如水）が所用したと伝えられる「銀白檀塗合子形兜（ぎんびゃくだんぬりごうすなりかぶと）」を主要な分析対象とする。

黒田官兵衛は、豊臣秀吉の軍師として数々の戦功を挙げ、その智謀と戦略で知られる人物である 6 。彼が愛用したとされるこの銀白檀塗合子形兜は、その独特な形状と稀有な塗りの技法から、武具史上、また美術工芸史上においても注目すべき存在である。この兜の伝来として特に興味深いのは、官兵衛が結婚するに際し、正室となった光姫（てるひめ）の実家である播磨国の櫛橋家（くしはしけ）より贈られたという説である 6 。この事実は、当該兜が単なる戦闘具としてのみならず、両家の婚姻という重要な儀礼に際して贈られた特別な品であり、そこには両家の結びつきの強化や、官兵衛の将来への期待、さらには武運長久といった願いが込められていた可能性を示唆する。贈答品であるならば、その意匠や製作技法には、当時の櫛橋家の財力や文化的背景、美意識が反映されていたと考えるのが自然であろう。

第二章：「合子形兜」の様式と象徴性

「合子形兜」の「合子（ごうす）」とは、蓋（ふた）の付いた椀（わん）を指す言葉である 5 。その名称が示す通り、合子形兜は、椀を逆さにしたような、あるいは蓋つきの椀そのものを想起させるような丸みを帯びた形状を特徴とする 7 。現存する黒田官兵衛所用と伝わる銀白檀塗合子形兜（もりおか歴史文化館所蔵）は、X線写真による調査から、兜の本体である鉢（はち）部分が六枚の鉄板を矧ぎ合わせて製作された「六枚張（ろくまいばり）」であり、上部はやや椎の実（しいのみ）を思わせる形状（椎形）をなし、下部にかけては裾が広がるように形成されていることが判明している。さらに、頭頂部には高台（こうだい）のような円形の装飾部分が別作りで取り付けられているという構造的特徴も明らかになっている 11 。このような特異な形状を持つ兜は、戦国時代に流行した「変わり兜」の一種として分類される 4 。

この「合子」というモチーフには、いくつかの象徴的な意味合いが込められていたと考えられている。一つは、蓋と身からなる一組の椀が「夫婦一対」を象徴し、縁起を担いだとする説である 8 。この解釈は、黒田官兵衛の兜が櫛橋家からの結婚祝いとして贈られたという伝来 6 と深く結びつき、その贈答の意図を裏付けるものとして説得力を持つ。もう一つの説は、椀の中身を勢いよく飲み干す様になぞらえ、戦場において敵を圧倒し、飲み干してしまうほどの武威を示すという、勇壮な意味合いを持たせたとするものである 5 。

これら二つの意味、「夫婦一対」と「敵を飲み干す」という解釈は、一見すると趣を異にするが、一人の武将の人生において、私的な側面（婚姻）と公的な側面（武功）の両方を象徴しうる点で興味深い。贈答の背景としては「夫婦一対」の円満や家の繁栄といった願いが込められ、一方で、官兵衛自身はこの兜を戦場で用いるにあたり、「敵を飲み干す」という武威の象徴として捉え、そのように敵味方に認識された可能性も考えられる。つまり、合子形兜の象徴性は単一に限定されるものではなく、贈られた背景と戦場での役割という異なる文脈において、それぞれ異なる意味合いが前景化していたと推察されるのである。

戦国時代には、武将の個性や存在感を際立たせるため、動物（例えば兎形兜 4 ）、植物、実在の器物（例えば烏帽子形兜 4 ）、あるいは神仏（例えば大黒頭巾形兜 5 ）など、実に多種多様なモチーフを用いた「変わり兜」が製作された 3 。合子形兜もまた、これらの「変わり兜」の一つとして、その独特な形状によって着用者の個性を際立たせる役割を果たした。他の変わり兜、例えば鯱形兜（しゃちなりかぶと）が厄除けの願いを込めて用いられたり、一の谷形兜（いちのたになりかぶと）が故事来歴にちなんで製作されたりしたように 5 、合子形兜もまた、特定の意味や願いを込めて選択され、あるいは製作されたと考えられるのである。

第三章：「白檀塗」の漆芸技法

「白檀塗（びゃくだんぬり）」は、日本の伝統的な漆芸技法の一つであり、金箔や銀箔、あるいは金銀の蒔絵や粉末、塗料などを施した下地の上に、透明または半透明の漆、すなわち「透漆（すきうるし）」を塗り重ねることによって、下地の文様や金属の特有の輝きをあたかも透かして見せるかのように表現する技法である 12 。

その基本的な製作工程は、複数の資料に記述が見られる 13 。これらを要約すると、概ね以下の手順で進められる。まず、素地に対して適切な下地処理を施し、次に中塗りを行う。その後、主たる加飾となる金箔や銀箔を貼り付けるか、あるいは金銀の粉末を蒔き付けて文様を形成する。この加飾層が乾燥した後、透漆を上塗りとして施し、最後に研磨して艶を出し仕上げる。現代の漆器工房である山田平安堂の例では、箔を貼る工程から漆を塗る最終工程までを一人の熟練した職人が一貫して行うことで、品質の維持管理を徹底している点が特徴として挙げられている 17 。

白檀塗に用いられる主な素材は、金箔、銀箔 12 、場合によってはアルミニウム箔 17 、そして前述の透漆である 13 。黒田官兵衛所用と伝わる兜に関しては、「銀箔押白檀塗」との記述があることから、下地には銀箔が用いられたことがわかる 18 。

「白檀塗」という名称の由来については、その仕上がりの色調が、香木として知られる「白檀（びゃくだん）」の心材（黄色から褐色を呈する部分）の色合いに似ていることにちなむとされている 13 。ある資料には「香木の白檀の色に似せた所から、白檀塗と名がついたとも言われております」と記されており、続けて白檀の心材は黄色から褐色で香りも強い高級香料の原料となるのに対し、辺材は白っぽく香りも弱いと解説されている 14 。重要なのは、この技法において実際に香木の白檀を塗料として使用するわけではないという点である（香木としての白檀の利用法については 19 などに記述があるが、これらは白檀塗の技法とは直接的な関連はない）。この「白檀」という名称は、単に色合いの類似性を示すだけでなく、古来より高貴で希少な香木として珍重されてきた白檀の持つ高級なイメージを、この漆芸技法で製作された漆器に付与する効果も意図したものであったと考えられる。香木白檀が持つ文化的・感覚的な価値を巧みに利用した、一種のブランド戦略であったとも言えるだろう。

白檀塗の美的特徴としては、まず独特の「飴色（あめいろ）」の輝きが挙げられる。これは、上塗りの漆を通して、下地の金銀の箔や施された文様が幽玄に、そして深みをもって浮かび上がる様を指す 12 。ある記述では「控えめながら美しい独特の飴色」と表現され 14 、また別の記述では「落ち着いた雰囲気にもきらびやかでモダンな印象を併せもつ」と評されている 12 。

さらに、白檀塗の魅力の一つに、その経年変化がある。時間の経過とともに上塗りの漆の透明度が増し、下地の金銀の輝きや文様がより鮮明に、そしてより深く味わいのあるものへと変化していくのである 12 。この変化の様は、「上質なワインと同じように、熟成が長ければ長いほど、より絶妙になります」と巧みに喩えられている 13 。

銀箔を下地として用いた白檀塗の場合、特有の経年変化と色彩について考慮する必要がある。一般的に、銀は金に比べて化学的に不安定であり、特に硫黄分と反応して硫化しやすく、経年により黒ずんだり、色調が大きく変化したりする特性を持つ（銀製品一般の変色とその手入れについては 24 に言及がある）。黒田官兵衛所用の「銀白檀塗合子形兜」に関して、もりおか歴史文化館が所蔵する実物についての調査報告では、「鉄地の上に堅牢な下地漆を施し、その上に黒漆塗とし、さらにその上に銀箔を張り、赤みを帯びた透漆をかけて白檀塗としたと推定される」との記述が見られる 11 。この「赤みを帯びた透漆」という表現は極めて重要であり、これが銀箔の白銀色と反応し、あるいは透過することで、兜全体に赤みがかった独特の色調を与えていた可能性が非常に高い。色漆の発色に関する一般的な知見として、下地の漆の色が最終的な色合いに影響を与えること、また経年変化によって色合いが暗くなること、例えば白漆が時間とともにミルクティーのような色に変化する例などが挙げられている 26 。これは、白檀塗においても、使用される透漆の種類やそれに含まれる顔料の有無、下地となる銀箔の状態、そして長期間にわたる経年変化が複雑に絡み合い、最終的な色調を決定づけることを示唆している。「赤漆器は徐々に明るい赤から深みのある茶系へと変化し」という記述もあるが 27 、これは赤漆そのものの変化であり、銀箔と透漆を組み合わせる白檀塗の変色メカニズムとは異なる可能性があるものの、漆自体の経年による色調変化の一例として参考になる。したがって、「銀白檀塗兜」が「赤合子」と呼ばれる背景には、単一の原因ではなく、意図的に「赤みを帯びた透漆」が使用されたこと、銀箔自体の経年変化が特定の条件下で赤みを帯びた色調変化を引き起こした可能性（これは更なる科学的検証を要するが、可能性としては考慮に値する）、そして光の加減や見る角度によって銀と赤みのある漆の組み合わせが視覚的に「赤」として強く認識されたことなど、複数の要因が複合的に作用した結果である可能性が考えられる。

第四章：黒田官兵衛所用「銀白檀塗合子形兜」の詳細

黒田官兵衛孝高が所用したと伝えられる「銀白檀塗合子形兜」は、現在、岩手県盛岡市にあるもりおか歴史文化館に所蔵されている実物を通して、その具体的な姿を窺い知ることができる 11 。

この兜は桃山時代の製作とされ 18 、その材質及び技法については、兜の本体である鉢（はち）が鉄地であり、六枚の鉄板を矧ぎ合わせて成形する「六枚張（ろくまいばり）」という堅牢な構造を持つことが確認されている 11 。表面の塗りに関しては、銀箔を押した（貼った）下地の上に白檀塗を施す「銀箔押白檀塗（ぎんぱくおしびゃくだんぬり）」であり 18 、前章で触れたように、黒漆で下塗りした上に銀箔を張り、さらにその上から「赤みを帯びた透漆」を施したと推定されている 11 。兜の後頭部から首筋を保護する𩊱（しころ）は、複数の小札板（こざねいた）を威糸（おどしいと）で連結する形式のうち、簡略化された「割𩊱（わりしころ）」で三段に下がり、威し方は「素懸威（すがけおどし）」である。ただし、背面のみ裾の板（一番下の段の板）が一枚欠失しているという 11 。そして特筆すべきは、兜鉢の下端内側に鋲で留められた「内眉庇（うちまびさし）」であり、眉を打ち出した形状で、その表裏両面が「朱漆塗（しゅうるしぬり）」とされている点である 11 。

寸法及び重量については、兜鉢の頂辺から鉢の下端までの総高が18.2センチメートル、鉢下端の直径が27.8センチメートル、𩊱の丈（高さ）が12.5センチメートル、頭頂部の高台状部分の直径が9.9センチメートル、その高さが3.0センチメートル、そして兜全体の重量は約1.7キログラムと記録されている 18 。構造的には、口の広がった椀を伏せたような形状で、頭頂部の高台部分は兜鉢本体とは別に製作され、四カ所でカラクリ留め（特殊な方法での固定）が施されている 11 。

この内眉庇に施された「朱漆塗」は、兜の外部からは直接視認しにくい部分ではあるものの、着用者にとっては視界に入る可能性があり、また兜を置いた際にはその鮮やかな赤色が効果的なアクセントとなったであろう。この明確な「赤」の要素こそが、後に詳述する「赤合子」という呼称に繋がる重要な手がかりの一つと考えられる。内眉庇の明確な朱色は、外装である白檀塗の「赤みを帯びた」とされる色調と呼応し、兜全体としての「赤」の印象を補強し、確立する上で重要な役割を果たしたのではないかと推察される。外から見える部分が主に「赤みを帯びた銀色」という複雑な色調であったとしても、内側に鮮やかな赤が存在することで、兜の持ち主やそれを見る人々の意識の中で「赤」のイメージがより強く定着した可能性は否定できない。この内眉庇の朱漆は、兜の「赤」のアイデンティティを内側から支える、隠れた、しかし決定的な要素であり、外装の白檀塗の赤みと共鳴して「赤合子」のイメージを確固たるものにしたと考えられるのである。

この兜の伝来経緯もまた興味深い。元は黒田官兵衛孝高が所用したものであり、前述の通り、官兵衛の結婚に際し、妻となった光姫の実家である播磨の国衆・櫛橋伊定から贈られたものとされている 6 。官兵衛は臨終の際（慶長9年／1604年3月）、この兜を具足と共に家臣の栗山利安（くりやまとしやす）に与えたと伝えられている 11 。その後、利安の長男である栗山大膳（利章）が、いわゆる黒田騒動（黒田家内部の御家騒動）に連座し、寛永9年（1632年）に盛岡の南部藩にお預けの身となった際、この兜も共に盛岡へともたらされたとされる 11 。時代は下り、南部家から盛岡市へ寄贈され、現在もりおか歴史文化館が大切に所蔵・公開しているのである 11 。

表1：黒田官兵衛所用「銀白檀塗合子形兜」（もりおか歴史文化館蔵）の基本情報

項目

詳細

正式名称

銀白檀塗合子形兜（ぎんびゃくだんぬりごうすなりかぶと）

所蔵

もりおか歴史文化館

時代

桃山時代

材質・技法

兜鉢

鉄地六枚張

表面

銀箔押、その上に赤みを帯びたと推定される透漆を施した白檀塗

𩊱

割𩊱三段下り、素懸威

内眉庇

朱漆塗

寸法

兜鉢総高18.2cm、下端径27.8cm、𩊱丈12.5cm

重量

約1.7kg

伝来

櫛橋家 → 黒田官兵衛 → 栗山利安 → 栗山大膳（南部藩預かり）→ 南部家 → 盛岡市

この表に集約された情報は、本兜の物理的及び歴史的な基本情報を網羅しており、詳細な分析を進める上での基礎となる。特に材質・技法欄に「赤みを帯びたと推定される透漆」及び「内眉庇の朱漆塗」を明記したことは、次章で展開する「赤合子」の呼称の謎を解き明かす上での重要な伏線となる。また、簡潔に示された伝来は、この兜が辿った数奇な運命と、その歴史的価値を強く印象づけるものである。

第五章：「赤合子」の呼称を巡る考察

黒田官兵衛が戦場で常に用いたとされるこの合子形兜は、その特異な形状と相まって敵方に強烈な印象を与え、「如水の赤合子（あかごうす）」として恐れられたと多くの資料で伝えられている 6 。しかしながら、もりおか歴史文化館所蔵の現品は「銀白檀塗」とされており、この名称と「赤合子」という呼称の間には一見矛盾があるように感じられる。この謎を解き明かすためには、いくつかの要素を多角的に検討する必要がある。

第一に、そして最も直接的な根拠として考えられるのは、前章でも触れた、兜の白檀塗に「赤みを帯びた透漆」が用いられたという推定である 11 。銀箔を施した下地の上に、意図的に赤みを持つ透明な漆を塗布することにより、兜の表面は単なる銀色ではなく、赤みがかった、あるいは深みのある赤系統の複雑な色調を呈していた可能性が高い。この技法によって生み出される独特の色合いが、「赤合子」という呼称の主要な由来となったと考えられる。

第二に、兜の内側に施された鮮やかな「朱漆塗」の内眉庇の存在である 11 。この部分は着用時には外部から直接見えにくいものの、兜を置いた際や、光の加減で内側が垣間見える際に、その明確な朱色が「赤」の印象を強く与えたであろう。この内部の赤色が、兜全体の「赤」のイメージを補強し、「赤合子」という呼称の定着に寄与した可能性も否定できない。

第三に、福岡市博物館が所蔵する「朱漆塗合子形兜」の存在とその影響である。この兜は、官兵衛の曾孫にあたる福岡藩三代藩主・黒田光之が、官兵衛所用の「白檀塗合子形兜」を模して作らせたとされるものであり、その名の通り明確に「朱色」で仕上げられている 32 。この模作の存在が、オリジナルの「銀白檀塗合子形兜」もまた「赤い兜」であるという認識を後世において広め、あるいは強化した可能性は十分に考えられる。事実、福岡市博物館の解説では、この朱漆塗の兜を指して「戦場で官兵衛の『赤合子』と恐れられた朱色の合子形兜」と説明しており 32 、模作が「赤合子」のイメージと強く結びついていることを示している。

第四に、色彩に関する象徴的な意味合いの可能性である。戦国時代において「赤」という色は、しばしば武勇や情熱、あるいは精強さを象徴する色として用いられた（例えば、井伊家の「赤備え」などが有名である）。黒田官兵衛の部隊が特に赤色を部隊の統一色としていたという直接的な証拠は、今回の調査資料からは見出すことができなかったが（ 36 は黒田官兵衛の部隊色とは直接関係しない）、兜の「赤」が、官兵衛自身の武勇や、彼が率いた黒田軍の強さを象徴する色として、敵味方に認識された可能性は考慮に値する。ある資料では、この兜を「シンプルながらも鮮やかな色彩で存在感のあるデザイン」と評しており 34 、その色自体が戦場で強烈な印象を与えたことが窺える。

これらの要素を総合的に考察すると、「赤合子」という呼称は、単に物理的な色のみに由来するのではなく、官兵衛の武名、兜の特異な形状、そして後世に作られた模作によるイメージの再生産といった複数の要因が複雑に絡み合って成立し、定着したと考えられる。つまり、原品の持つ微妙な赤みに加え、それを着用した官兵衛の戦場での活躍が「赤合子」の武名を高め、さらに後世に作られた明確に朱色の模作が「赤合子＝赤い兜」というイメージを決定づけた。これらの要素が相互に影響し合い、本来の「銀白檀塗」という技法の詳細とは別に、「赤合子」という、より強烈で象徴的な「赤」のイメージとして広く知られるようになったと結論付けられる。

第六章：他の白檀塗の武具及び関連する甲冑

黒田官兵衛の「銀白檀塗合子形兜」は、白檀塗という漆芸技法が施された武具として注目されるが、同様の技法を用いた武具は他にも存在する。特に比較対象として興味深いのは、徳川家康が所用したと伝えられる「白檀塗具足」である。この具足は現在、静岡県の久能山東照宮博物館に収蔵されていることが確認されている 40 。

家康所用の白檀塗具足は、鉄や革の表面に金箔を置き、その上に透漆を塗った「金白檀塗」と呼ばれる技法で製作されている 43 。これは、下地に銀箔を用いた黒田官兵衛の兜とは、使用されている金属箔の種類が異なる点である。金白檀塗の色彩について、ある資料では「明るく透明感のあるゴールド」と表現しており 46 、金溜塗（きんだみぬり：金泥を塗った上に透明な漆を施す技法）とはまた異なる発色をするとも言及されている。家康の白檀塗具足は、彼の初陣の際に「替具足（かえぐそく：予備の具足）」として作られたものとされ 40 、名将所用の当世具足（とうせいぐそく：戦国時代に発達した実践的な鎧兜）として極めて貴重な遺品である。

金箔を用いるか銀箔を用いるかによって、白檀塗の最終的な色調や輝き、そしてそれが与える印象は大きく異なる。金はより華やかで権威的な印象を、銀はより落ち着いた、あるいは洗練された、時には幽玄な印象を与える可能性がある。家康が「金」を選び、官兵衛の兜（のオリジナル）が「銀」であった（とされる）背景には、両者の身分や立場、あるいは美意識の違い、さらには製作された時期や地域の流行などが影響していたのかもしれない。白檀塗という共通の技法を用いつつも、下地となる金属箔の選択（金か銀か）によって、武将たちはそれぞれ異なる美意識やステータスを表現しようとしたと推察される。家康の金白檀塗は天下人の威光と華やかさを、官兵衛の銀白檀塗（に赤みを帯びた透漆を施したもの）は知将の深みと戦場での特異な個性を象徴していた可能性がある。

戦国時代には、黒田官兵衛や徳川家康の他にも、多くの武将が個性的で豪華な装飾を施した兜を用いた。例えば、伊達政宗の大きな三日月形の前立（まえだて）を持つ兜 1 、上杉謙信の日輪と三日月を組み合わせた前立 2 、豊臣秀吉の一の谷馬蘭後立付兜（いちのたにばりんうしろだてつきかぶと） 55 、そして直江兼続の「愛」の一字を掲げた前立 56 などは特に有名である。これらの兜は、単に戦場での識別性を高めるためだけでなく、神仏への信仰の表明 1 、故事来歴への深い理解 5 、あるいは武将自身の理念や美意識を反映したものであった 1 。黒田官兵衛の銀白檀塗合子形兜もまた、こうした戦国時代の武将たちが繰り広げた、武具を通じた自己表現と精神文化の潮流の中に明確に位置づけられるのである。

第七章：製作背景と甲冑師

黒田官兵衛所用と伝わる銀白檀塗合子形兜の製作年代は、桃山時代とされており 18 、これは官兵衛が最も活躍した時期と見事に一致する。しかしながら、その正確な製作地や製作者については、現存する資料からは明確に特定することが困難である。

製作地を推定する上で一つの手がかりとなるのは、この兜が官兵衛の妻・光姫の実家である櫛橋（くしはし）氏から贈られたという伝来である。櫛橋氏は播磨国（現在の兵庫県南西部）の国衆であった 59 。播磨地域には古くから金属加工や漆芸の伝統が存在した可能性があり 61 、この兜が播磨で製作された、あるいは播磨の職人がその製作に深く関与した可能性は十分に考えられる。黒田家はその後、豊前国（現在の福岡県東部及び大分県北部）、そして筑前国福岡（現在の福岡県福岡市）を拠点とした。これらの地域にも、例えば豊前の上野焼（あがのやき）における茶陶文化 64 や、筑前の籃胎漆器（らんたいしっき）といった漆芸の伝統 64 が存在するが、これらが兜の製作時期である桃山時代に、白檀塗のような高度な甲冑塗装技術と直接結びついていたか否かは現時点では不明である。

関与した可能性のある甲冑師の流派や漆工芸の産地についても、具体的な特定は難しい。戦国時代には、明珍（みょうちん）派、春田（はるた）派、早乙女（さおとめ）派、岩井（いわい）派といった甲冑師の流派が各地で活動しており 65 、それぞれが得意とする技術や独自の作風を持っていた。しかし、銀白檀塗合子形兜の製作者がこれらの特定の流派に属していたことを示す直接的な銘や記録は見当たらない。漆芸の産地としては、越前（福井県）、会津（福島県）、山中（石川県）、紀州（和歌山県）などが全国的に知られている 67 。特に越前漆器の産地では、現代においても職人が白檀塗の技法を用いた製品（例えば万年筆など）を手掛けているとの言及もあるが 13 、これが戦国時代の兜製作と直接関連するかは慎重な検討を要する。また、徳川家康所用の白檀塗具足との関連で、駿河国（現在の静岡県中部）も漆器産地として注目される 69 。

特定の甲冑師や工房を直接示す資料が乏しいという事実は、当時の甲冑製作が必ずしも一人の名匠によって全ての工程が完結するものではなく、鍛冶職人、漆工職人、金工職人、威し職人など、複数の高度な専門技術を持つ職人たちの分業によって成り立っていた可能性を示唆している 65 。特に、銀白檀塗のような高度で特殊な漆芸技法は、特定の地域や工房に技術が集積していた可能性があり、有力な武将はそうした技術を持つ職人に製作を依頼するために、広域なネットワークを通じて発注していたことも考えられる。

この兜が櫛橋家から黒田官兵衛への結婚祝いとして贈られたという背景 6 は、製作の意図を考える上で極めて重要である。単に実用的な武具としてだけでなく、両家の威信や深い絆、そして官兵衛の輝かしい将来への願いを込めた特別な品として、当時の最高の技術と吟味された素材が惜しみなく投入された可能性が高い。それゆえ、製作者や正確な製作地を特定することは困難であるものの、贈答主である櫛橋氏の拠点であった播磨や、あるいは高度な漆芸技術を持つ他の地域の専門職人が、この類稀なる兜の製作に何らかの形で関与したと考えるのが妥当であろう。広域な職人ネットワークの存在や、有力大名による技術者の招聘といった、当時の社会経済的背景も視野に入れて考察する必要がある。

結論：「銀白檀塗兜」の歴史的・美術的価値の総括

本報告書では、日本の戦国時代における「銀白檀塗兜」、特に黒田官兵衛孝高が所用したと伝えられる「銀白檀塗合子形兜」を中心に、その様式、技法、歴史的背景、そして関連する呼称について詳細な調査と考察を行ってきた。

調査の結果、黒田官兵衛所用と伝わる「銀白檀塗合子形兜」（もりおか歴史文化館所蔵）は、桃山時代に製作された、椀を伏せたような特異な形状（合子形）と、銀箔を下地とした高度な漆芸技法「白檀塗」を特徴とする兜であることが明らかになった。特に注目すべきは、その白檀塗に「赤みを帯びた透漆」が用いられたと推定される点、そして兜の内眉庇には明確な「朱漆塗」が施されていた点である。これらの色彩的要素が複合的に作用し、この兜が「如水の赤合子」という異名で呼ばれるに至った主要な要因であると結論付けられる。また、この兜は黒田官兵衛の婚礼に際して櫛橋家から贈られたという重要な伝来を持ち、家臣であった栗山家を経て南部家に伝来し、現在はもりおか歴史文化館に大切に所蔵されている。

戦国時代の武具文化において、この銀白檀塗合子形兜は、単なる防具としての機能を超え、武将の個性、威厳、さらには美意識を戦場で示すという、当時の兜が担った多面的な役割を象徴する好個の一例であると言える。実用性と装飾性の融合、そして着用者の精神性の表現という、戦国武具に共通する特徴を色濃く有している。

また、漆芸技術の観点からは、「白檀塗」という洗練された加飾技法が甲冑という特殊な対象に応用された作例として、美術工芸史上においても高い価値を持つ。特に銀箔を用い、さらに赤みを帯びた透漆を組み合わせるという複雑な技法は、当時の漆工技術の水準の高さを示すと同時に、その色彩効果に対する鋭敏な感覚を伝えている。

「赤合子」という呼称を巡る謎は、単に物理的な色彩の問題に留まらず、その兜を着用した武将の武名や逸話、後世に作られた模作によるイメージの伝播、そしてそれらを受け取る人々の認識や記憶が複雑に絡み合い、歴史的なイメージがいかに形成され、定着していくかという興味深い過程を示している。

最後に、一人の著名な武将の生涯における重要な出来事（婚礼）と深く結びつき、その後も数奇な運命を辿って戦乱の世を生き抜き、現代にその姿を伝える文化財として、この銀白檀塗合子形兜は歴史的にも極めて貴重な存在であると言えよう。その一口に「銀白檀塗兜」と称される遺品は、戦国という時代の精神性、美意識、そして高度な工芸技術を今に伝える、まさに歴史の証人なのである。

引用文献

  1. 【伊達政宗の兜】兜に込められた意味とは？大きな三日月型前立ての秘密に迫る！ - 歴史プラス https://rekishiplus.com/?mode=f7
  2. 【兜特集】人気武将兜の種類を紹介！前立てに込めた意味とは? - 歴史プラス https://rekishiplus.com/?mode=f3
  3. 戦国時代の甲冑【前編】武士の象徴・兜の進化 - 城びと https://shirobito.jp/article/1427
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  24. 素材・技術FAQ「よくある質問」 https://www.suncenter.co.jp/takaoka/ex/tmte/faq/index.html
  25. 銀食器のお手入れはどうしたらいい？黒ずみや変色のお手入れ方法を紹介 - 骨董品買取 https://nikkoudou-kottou.com/blog/antique/tableware/15914
  26. 漆芸用色粉５色セット (赤・黄・青・黒・白) - 金継ぎキット https://shop-kintsugi.com/product/5-color-powder/
  27. 漆器の経年変化：美しさと魅力の深まり https://www.9emon.co.jp/post/shikki_deterioration_over_time
  28. 黒田官兵衛の本物の兜が盛岡に！「軍師官兵衛」 - 【公式】ホテルエース盛岡 https://www.hotel-ace.co.jp/%E9%BB%92%E7%94%B0%E5%AE%98%E5%85%B5%E8%A1%9B%E3%81%AE%E5%85%9C%E3%81%8C%E7%9B%9B%E5%B2%A1%E3%81%AB%E3%81%A3%EF%BC%81%E3%80%8C%E8%BB%8D%E5%B8%AB%E5%AE%98%E5%85%B5%E8%A1%9B%E3%80%8D/
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  30. 黒田官兵衛所用「銀白檀塗合子形兜」実物公開 - もりおか歴史文化館 https://www.morireki.jp/season/1652/
  31. エンゼルスの「兜」と赤合子 - 【公式】福岡城・鴻臚館 https://fukuokajyo.com/21346/
  32. 福岡市博物館リニューアルオープン記念特別企画・九州朝日放送 ... https://museum.city.fukuoka.jp/archives/exhibition/2014/gunshikanbei/gunshikanbei_02.html
  33. 【甲冑制作】黒田官兵衛公の前胴を創らせていただきました！ https://murakushu.net/blog/2020/07/29/kanbei-maedo/
  34. 教授の部屋 - 医局員紹介｜高知大学医学部 血液内科学講座 https://www.kochi-u.ac.jp/kms/hemat/people/kojima_room.html
  35. 戦国武将甲冑｜黒田官兵衛公 - 公式サイト｜鈴甲子雄山・平安道斎・人形工房壹三の五月人形鎧兜 https://suzukine.com/sengoku/sen_kanbe/
  36. 日本の野球界で初めてのスポンサーマークを付けた広島カープ。そのマークは「フマキラー」 https://fumakilla.jp/foryourlife/295
  37. 福岡県の美少女軍団「BudLaB」が東京を強襲！LinQの名付け親・上原あさみプロデューサーが独特の感性で令和のアイドルを発掘＆育成～独占！成功論をロングインタビュー - Myuu https://myuu.jp/?p=14911
  38. KRD8 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/KRD8
  39. 侍箸 日本刀 黒田官兵衛 - コトブキヤ https://www.kotobukiya.co.jp/product/detail/p4934054991365/
  40. しずおか文化財ナビ 白檀塗具足＜／（徳川家康所用）＞｜静岡県 ... https://www.pref.shizuoka.jp/kankosports/bunkageijutsu/bunkazai/1002825/1041003/1041886/1004975/1021088.html
  41. 静岡が誇る国宝「久能山東照宮」徳川家康公最後の未修復甲冑 重要文化財“白檀塗具足（びゃくだんぬりぐそく）”修復完了・本日から一般公開開始！ - PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000523.000003639.html
  42. 久能山東照宮 - 小西美術工藝社 https://www.konishi-da.jp/works/029/
  43. 徳川家の歴史と武具（刀剣・甲冑）／ホームメイト https://www.touken-world.jp/tips/30600/
  44. 実は『どうする家康』特集だった、トーハクの甲冑の部屋 @東京国立博物館 - note https://note.com/hakubutsu/n/nc67b9fc34c5e
  45. 茶人・小堀遠州が戦国武将だったって、ほんとだったんだ！ - note https://note.com/hakubutsu/n/n815224cd3ef2
  46. 立花家史料館スタッフBLOG » 家紋 http://www.tachibana-museum.jp/blog/?tag=%E5%AE%B6%E7%B4%8B
  47. 重要文化財 白檀塗具足（びゃくだんぬりぐそく） 展示のお知らせ ... https://www.toshogu.or.jp/news/post_24.php
  48. 家康公を祀る久能山東照宮・博物館にて開催されていた『 徳 川 家 康 公 展 』は終了しました。 https://sumpuwave.com/%E5%AE%B6%E5%BA%B7%E5%85%AC%E3%82%92%E7%A5%80%E3%82%8B%E4%B9%85%E8%83%BD%E5%B1%B1%E6%9D%B1%E7%85%A7%E5%AE%AE%E3%83%BB%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%E3%81%AB%E3%81%A6%E3%80%8E-%E5%BE%B3-%E5%B7%9D/
  49. 久能山東照宮博物館 https://www.toshogu.or.jp/kt_museum/
  50. https://www.toshogu.or.jp/kt_museum/collection/
  51. 伊達政宗の兜を飾る意味とは？五月人形で願う子供の健やかな成長 - 鈴甲子 https://shop.suzukine.com/blogs/yuzan-blog/456984
  52. 伊達政宗と「政宗公まつり」～伊達政宗の美学 - オマツリジャパン https://omatsurijapan.com/blog/historical-greats-masamune2022-1/
  53. 東北・仙台にある伊達政宗の「甲冑」が美しい！その他の甲冑も一挙紹介 - LIVE JAPAN https://livejapan.com/ja/in-tohoku/in-pref-miyagi/in-sendai_matsushima/article-a3000059/
  54. 上杉謙信の兜を飾る意味とは？五月人形で願う子供の健やかな成長 - 鈴甲子 https://shop.suzukine.com/blogs/yuzan-blog/493587
  55. 人気武将の五月人形特集 https://www.hinamatsuri-kodomonohi.com/blog/?p=4029
  56. 武将と兜／ホームメイト - 名古屋刀剣博物館 https://www.meihaku.jp/armor-basic/kabuto/
  57. 関ヶ原の個性的な甲冑（東軍）／ホームメイト - 刀剣ワールド https://www.touken-world.jp/tips/11372/
  58. 陶芸家・古賀崇洋 究極の盃『頬鎧盃 弦月形』LIMITED EDITION作品のオンライン説明会開催！ https://media.b-ownd.com/archives/article/edition-hohoyoroihai-koga
  59. 黒田長政の歴史 - 戦国武将一覧／ホームメイト - 刀剣ワールド https://www.touken-world.jp/tips/34588/
  60. 櫛橋氏 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AB%9B%E6%A9%8B%E6%B0%8F
  61. 兵庫県の伝統的工芸品図鑑。 - 瀬戸内の民家 - SETOUCHI MINKA https://www.setouchiminka.jp/setomin-journal/journal-dentokogei-hyogo.html
  62. 兵庫の伝統的工芸品、その沿革と特徴（歴史） ・・・２０２２年版 https://kdskenkyu.saloon.jp/tracrafts.htm
  63. 種 別 名称・員数 所有者等 説 明 １ 重要文化財 （工芸品) 黒漆塗 黒糸 威 菱 綴 桶側 二枚 胴 https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/384743.pdf
  64. エリア別に紹介！体験もできる福岡県の伝統工芸品 - クロスロードふくおか https://www.crossroadfukuoka.jp/feature/fukuoka-dentoukougei
  65. 甲冑師の流派と記録／ホームメイト - 刀剣ワールド https://www.touken-world.jp/tips/51863/
  66. 有名な甲冑師と流派／ホームメイト - 名古屋刀剣博物館 https://www.meihaku.jp/armor-basic/armorer/
  67. 紀州漆器と日本の漆器｜漆器の島安【うるわしうるし】 https://www.uruwashi-urushi.com/html/page53.html
  68. 日本の漆器の産地とその違い - 日本工芸堂 https://japanesecrafts.com/blogs/news/origin-of-lacquer-ware
  69. 駿河漆器 - 静岡県郷土工芸品振興会 https://www.shizuoka-kougei.jp/craft/suruga-shikki/
  70. 広 報 - 西脇市 https://www.city.nishiwaki.lg.jp/material/files/group/6/201306.pdf