最終更新日 2026-06-15
家宝分類一覧:茶道具・茶席道具
「茶道具・茶席道具」に属する家宝:54件
| 家宝 | よみ | 画像 | 概要 |
|---|---|---|---|
| 浅間 | あさま | ![]() | 足利義政の東山御物から、戦国武将の稲葉一鉄、沢庵和尚へと伝来したと伝わる名物青磁香炉。立ち上る煙を浅間山の噴煙に見立てて沢庵が命名したとされる。 |
| 芦屋釜 | あしやがま | ![]() | 芦屋釜は、戦国時代に筑前国で栄えた茶の湯釜。高度な技術と優美な文様が特徴で、武将の権威を象徴した。利休のわび茶台頭で衰退したが、現代に復興。 |
| 芦屋真形釜 | あしやしんなりがま | ![]() | 芦屋真形釜は、筑前芦屋で生まれた茶の湯釜の最高峰。均整の美と薄作りの技術で栄え、大内氏の庇護を受けたが、庇護者の喪失と侘び茶の台頭で衰退。現代に... |
| 阿弥陀堂釜 | あみだどうがま | ![]() | 阿弥陀堂釜は、利休のわび茶美学と辻与次郎の技が融合した茶の湯釜。戦国時代の政治・文化・技術を象徴し、その由来は諸説あるが、時代の精神を映す名品。 |
| 霰姥口丸釜 | あられうばくちまるがま | ![]() | 表面の霰突起、姥口、丸形の三つの特徴を併せ持つ茶釜の代表的様式。戦国から安土桃山時代に特に愛好され、侘び茶の精神と造形美を宿す鉄の芸術とされた。 |
| 芋頭 | いもがしら | ![]() | 戦国時代、素朴な「芋頭」はわび茶の「見立て」により名品へ昇華。天下人をも魅了し、日本の美意識と茶の湯の政治的役割を象徴する存在となった。 |
| 姥口釜 | うばぐちがま | ![]() | 姥口釜は茶の湯で使う鉄製の釜。口縁が内側に窪んだ特徴的な形状で、千利休も愛用した。天明、芦屋、京釜など産地により多様な作例がある。年代は戦国時代... |
| 大内筒 | おおうちづつ | ![]() | 大内筒は、南宋時代の砧青磁筒形花入。大内氏に伝来したことから銘がつき、根津美術館所蔵の重要文化財。掛花生として使用するため孔が開けられた。 |
| 落曇 | おちぐもり | ![]() | 千利休作の茶杓「落曇」は、秀吉が曲げようとして失敗し、侍医徳雲軒が拝領した逸話を持つ。大名物「打曇大海」と対をなす銘で、利休の美意識と権力の対立... |
| 乙御前釜 | おとごぜがま | ![]() | 乙御前釜は、ふっくらした形状と姥口が特徴の茶の湯釜。信長が柴田勝家に狂歌と共に下賜した天明釜で、戦国武将の威信と茶人の精神を映す。 |
| 阿蘭陀水差 | おらんだみずさし | ![]() | 阿蘭陀水差「たばこの葉」は、オランダから渡来し、日本の茶席で異彩を放つ。戦国・桃山時代の多様な美意識と異文化受容の象徴であり、その歴史的背景と価... |
| 阿蘭陀水指 | おらんだみずさし | ![]() | デルフト製陶技術で焼かれたオランダ製の陶器。たばこの葉に似た莨葉文や異国風の器形を持ち、戦国の南蛮趣味から江戸茶の湯の「見立て」の美学への展開を... |
| 園城寺 | おんじょうじ | ![]() | 千利休作の竹花入「園城寺」は、小田原征伐の陣中で生まれ、ひび割れから水が漏れる「不完全の美」を体現。秀吉の豪華絢爛な美意識と対比され、利休の哲学... |
| 貨狄 | かてき | ![]() | 貨狄(針屋舟)は、中国明代の砂張製釣舟形花入。黄帝の舟造りの伝説に由来し、千利休から針屋宗春に伝わった。本能寺の変で焼失とされたが、現存し畠山記... |
| からたち | からたち | ![]() | 桃山時代に伊賀で焼かれ、国の重要文化財に指定される古伊賀花入の最高傑作。剛毅で力強く、朽ちてなお立ち続けるような風格が特徴の名陶(畠山記念館蔵)... |
| 黄瀬戸旅枕 | きぜとたびまくら | ![]() | 黄瀬戸旅枕は、戦国・安土桃山時代に美濃で生まれた花入。千利休が愛用し、その端正な形と柔らかな黄色が侘び茶の精神を体現する。動乱の世に生まれた静謐... |
| 古天明平蜘蛛 | こてんみょうひらぐも | ![]() | 古天明平蜘蛛は戦国時代の名茶釜。蜘蛛が這いつくばうような形状が特徴。松永久秀が所有し、織田信長が所望するも拒否。信貴山城の戦いで久秀と共に爆死し... |
| 古銅鶴一声 | こどうつるのひとこえ | ![]() | 足利将軍家から織田信長、豊臣秀吉、徳川将軍家へと伝来した大名物の唐物古銅花入。一国一城に匹敵する政治的・外交的価値を有した最高権力者のステータス... |
| 此世 | このよ | ![]() | 和泉式部の恋歌にちなみ命名された名香炉。千利休や古田織部、小堀遠州ら茶道史の巨星に受け継がれ、戦国から江戸初期の美意識の変遷を宿す至宝。 |
| 笹の葉 | ささのは | ![]() | 茶杓「笹の葉」は、足利義政作と伝わる東山御物で、象牙薬匙を竹で写し、和歌や禅の精神を込めた。戦国時代には権力の象徴となり、原品は失われたが、写し... |
| 残月 | ざんげつ | ![]() | 豊臣秀吉が高台寺で製作したと伝える伝説の茶杓。秀吉と茶室「残月亭」をめぐる逸話や、和歌や禅に根ざした自然の美を重んじる日本の伝統的な美意識を示す... |
| 柴筒釜 | しばつつがま | ![]() | 出雲国の戦国武将である三刀屋弾正久扶が所持したと伝わる名物の茶の湯釜。胴部に柴束の文様が施された円筒形の釜とされるが、現在は失われ現存しない。 |
| 尺八 | しゃくはち | ![]() | 千利休作の竹花入「尺八」は、小田原征伐の陣中で韮山竹から作られた。寸胴切で花窓がなく、一休和尚の禅の思想に由来する銘を持つ。秀吉との美意識の対立... |
| 尻張釜 | しりばりがま | ![]() | 尻張釜は、千利休が好み、辻与次郎が作した茶湯釜。胴下部が張り出し、安定感ある重厚な形が特徴。戦国時代の美意識と権力を映し、わび茶の精神を体現する... |
| 十二支釜 | じゅうにしがま | ![]() | 十二支釜は、戦国武将が自己同一性や多重祈願、権威誇示のため釜に十二支を鋳込んだ茶湯釜。当麻寺中ノ坊所蔵の釜が著名で、武将の精神世界を映す。 |
| 青磁蕪無し | せいじかぶなし | ![]() | 幻の名物「青磁蕪無し」は、南宋・龍泉窯製の砧青磁筒形花入。信長が「天下一の花入」と称し、名物狩りで入手。本能寺の変で焼失したが、その完璧な美と焼... |
| 青磁砧大内筒 | せいじきぬたおおうちづつ | ![]() | 重要文化財「青磁砧大内筒」は、南宋龍泉窯製の筒形青磁花入。大内氏の栄華を象徴し、後に天下人たちの手を渡り歩いた。茶の湯の「大名物」として珍重され... |
| 関孫六 | せきまごろく | ![]() | 茶杓「関孫六」は、刀工兼元の名刀の刃文を竹に見立てた小堀遠州作。武士の魂と美意識の融合を象徴し、戦国から泰平への精神的昇華を示す。 |
| 曾呂利 | そろり | ![]() | 「曾呂利」は、わび茶の名物花入と、秀吉の御伽衆・曽呂利新左衛門の二つの顔を持つ。堺の町衆文化が生んだ両者は、簡素な美と機知を象徴し、戦国時代の精... |
| 鷹ヶ峰釜 | たかがみねがま | ![]() | 「鷹ヶ峰釜」は、本阿弥光悦が家康から拝領した鷹ヶ峰の地で生まれた芸術郷の象徴。戦国の終焉と平和の到来を告げ、光悦の創造性と時代の精神を映し出す、... |
| 竹一重円城寺 | たけひとええんじょうじ | ![]() | 利休作「園城寺」は、小田原の陣中に韮山竹の干割れを活かし制作。弁慶の鐘伝説になぞらえ、不完全さや無作為の美を表現。利休の精神を象徴し、現在は東博... |
| 種壺 | たねつぼ | ![]() | 戦国時代、農民の種籾保存用だった素朴な「種壺」は、侘び茶と見立ての美学により茶道具として珍重され、時代の価値観を映す象徴となった。 |
| 旅枕 | たびまくら | ![]() | 花入「旅枕」は、戦国から安土桃山時代に生まれた和物茶陶。旅人が用いた枕に見立てられ、信楽・伊賀・備前・黄瀬戸などで焼かれた。侘び茶の精神を体現し... |
| 玉霰 | たまあられ | ![]() | 古田織部作の茶杓「玉霰」は、大坂冬の陣で砲弾がかすめた体験から命名された伝説の茶杓。利休の静寂な美から一転、破調の美を追求した織部の「へうげもの... |
| 大講堂釜 | だいこうどうがま | ![]() | 大講堂釜は、比叡山延暦寺の香炉を利休が見立てた茶釜。信長の焼き討ちで流出し、利休の美意識で新たな価値を得た。本歌は明暦の大火で焼失したが、加賀前... |
| 達磨堂釜 | だるまどうがま | ![]() | 達磨堂釜は、大徳寺高桐院の香炉を覚々斎が茶釜に見立てたもの。細川三斎の美意識と禅の思想が融合した、武骨で力強い造形が特徴。西村道爺が写しを制作し... |
| 千鳥 | ちどり | ![]() | 戦国時代に珍重された青磁の名香炉。足利将軍家から織田信長、豊臣秀吉へと伝世した天下の名物。秀吉の寝所に忍び込んだ石川五右衛門の逸話でも広く知られ... |
| 泪 | なみだ | ![]() | 千利休作の茶杓「泪」は、利休が切腹を命じられた際に制作し、古田織部に託された。銘は利休の悲劇と織部の悲しみを象徴し、現在は徳川美術館所蔵。 |
| 二尊院 | にそんいん | ![]() | 茶杓「二尊院」は、細川忠興が嵯峨二尊院の竹を削り、利休が補作、蒲生氏郷が筒を作ったとされる伝説の茶杓。利休の死という悲劇を乗り越え、師弟と友情の... |
| 袴腰香炉 | はかまごしこうろ | ![]() | 袴腰香炉は、中国の青銅器を起源とし、龍泉窯で焼かれた青磁器。戦国時代には権力者の象徴として珍重され、茶の湯文化と共に発展。現在は美術館に所蔵され... |
| 白山 | はくさん | ![]() | 金森宗和作の茶杓「白山」は、戦国武将の金森家が白山信仰を背景に、武から雅へ転身した宗和の「綺麗さび」の美意識を体現。故郷への郷愁と時代の精神が凝... |
| 春雨 | はるさめ | ![]() | 花入「春雨」は、古備前の無骨な造形に小堀遠州が藤原定家の和歌から「春雨」と命名。戦国の「わび」と江戸の「綺麗さび」を融合させ、権力者たちに愛され... |
| 菱馬 | ひしうま | ![]() | 菱馬水指は、戦国時代の茶道具の価値観を継承しつつ、江戸初期の「綺麗さび」を体現した染付磁器。吉祥文様と洗練された造形が特徴で、日本の美意識と国際... |
| 富士形釜 | ふじなりがま | ![]() | 富士形釜は、富士山を模した茶の湯釜。わび茶の精神と富士信仰が融合し、芦屋釜と天命釜の様式を横断する。戦国武将の権威象徴として愛され、利休も好んだ... |
| 火屋 | ほや | ![]() | 戦国時代、「火屋」は聖なる香炉から茶道具の最高位へ。信長の政治利用と侘び茶の「見立て」により、権力と美意識が交錯する象徴となった。 |
| 深山木 | みやまぎ | ![]() | 花入「深山木」は、小堀遠州作の竹一重切花入。源頼政の和歌に由来し、竹の節を活かした造形が特徴。利休の「わび」を継承しつつ、泰平の世にふさわしい「... |
| 向獅子 | むかいじし | ![]() | 向獅子香炉は、中国起源の獅子形香炉。武野紹鷗、千利休、古田織部ら戦国茶人に愛され、権力者の象徴にも。美意識の変遷と権力の象徴を映す名品。 |
| 武蔵野 | むさしの | ![]() | 大名茶人・小堀遠州が作製したとされる茶杓。加賀前田家が所有する大名物茶入「富士茄子」に添えられたと伝わり、古典文学の教えを背景に綺麗さびの粋を示... |
| 蟲喰 | むしくい | ![]() | 茶杓「蟲喰」は、竹の虫食い穴や自然な歪みを美と捉える戦国時代の「わび茶」の象徴。利休、織部、三斎、宗旦ら茶人たちが不完全さの中に個性を見出し、そ... |
| 破桶 | やぶれおけ | ![]() | 水指「破桶」は、破損した木桶を模した備前焼で、千利休の「見立て」と「破」の精神を体現。戦国時代の茶の湯における政治的・文化的価値を持ち、加賀前田... |
| 山躑躅 | やまつつじ | ![]() | 「山躑躅」は、南蛮芋頭水指の一種で、戦国時代の茶の湯で珍重された。史料上の明確な記述は少ないが、その銘は器の視覚、季節、詩情を複合的に表現し、茶... |
| 雪折 | ゆきおれ | ![]() | 「雪折」は小堀遠州作と伝わる一重切竹花入。雪で折れた竹を素材とし、利休以来の伝統に遠州の「綺麗さび」の美意識を融合。自然の偶発性と洗練された作為... |
| 夜長 | よなが | ![]() | 千利休作の竹花入「夜長」は、小田原征伐の陣中で韮山竹から作られた。二重切の形式で、節間の長さ、陣中の夜、世の長久という多義的な銘を持つ。藤田美術... |
| 弱法師 | よろぼし | ![]() | 茶杓「弱法師」は、千宗旦作。能「弱法師」に由来し、細く歪んだ姿が特徴。宗旦の清貧な生き方と、勘当した息子への悔恨が込められた、わび茶の精神を体現... |





















































